脂肪細胞の種類
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脂肪細胞には何種類かあります。脂肪の増加を好む人はほとんどいないようで、多くの場合は脂肪とは体についてしまういらない肉であると見なされているのではないでしょうか。脂肪は私たちが普段摂る食事から栄養素として吸収され、体内で合成、分解、蓄積されます。ぜい肉などの皮下脂肪として体に付着するのは、脂肪の中でも最終段階となります。様々な用途で体内でエネルギーが使われた後、それでも残ったものが皮下脂肪です。
小さな脂肪細胞が寄り集まって脂肪になりますが、この脂肪細胞は2パターン存在します。栄養を溜め込むための脂肪細胞が、白色脂肪細胞という種類の細胞となります。ミトコンドリアを多く含む脂肪細胞が、褐色脂肪細胞という細胞の種類になります。どちらの脂肪細胞も、構成している要素などはほとんど同じです。割合に大きな違いあり、体に対する働きは脂肪細胞によって違ってきます。脂肪が増加し、体重が多くなってしまう時は白色脂肪細胞が関わっています。
白色脂肪細胞は油分を主として含んでいるため、体重を左右するのです。油滴は褐色脂肪細胞にも存在していますが割合はごくわずかなため、ミトコンドリアの働きの方が主たるものになります。また、褐色脂肪細胞は大人になると体内の一部分でしか作用しなくなりますので、体重の増減やダイエットの成否は白色脂肪細胞の量がキーポイントになるといえるでしょう。